中学校の勉強と高校の勉強
高校に入学した後、初めての定期テストを迎えた時に、テストに向けてやらなければいけない勉強量の違いに驚く生徒さんが多いと思います。この違いを感じた時に、それまでの勉強に対する発想を変えることができるかどうかで、その後の大学受験に向けての準備が変わってくると思います。
まず、高校生になっても、中学校の時の定期テストの感覚で、テスト前に一夜漬けの勉強を続けるとします。そうすると、高校3年生になった時に、自分が思っていたよりも、使えるツールが少ないことに気付きます。
例えば、記憶ということで言えば、それぞれの定期テスト前に、短期記憶の繰り返ししかやっていないために、長期記憶として使えるものが、自分の予想よりも残っていないということがあるのです。長期記憶として残っていないものは、また改めて記憶し直さないといけません。その時間と手間が大変です。
こういった状況にならないようにするためには、記憶がなくなる前に、正確に言うと、記憶がなくなるギリギリのところで復習を続けていくことだと思います。
次に、中学校の時の勉強は、10の知識を入れて[インプット]、10の知識を出す[アウトプット]イメージです。
ところが、高校生の勉強は、範囲が広いため、5~6のインプットをした後に、問題練習をして、残りの4~5の部分を間違えながら肉付けしていくイメージだと思います。
間違えるということにネガティブなイメージがあると、なかなか問題練習やりづらいですよね?
間違えることをポジティブに考えることをオススメします。どんどん間違えていきましょう!間違えたところに、成長につながるヒントがあるはずです。
今、自分はもっとできるのに…と思っている高校生の生徒さん!参考にしてみてください!