アドバイスのタイミング
受験の指導をしていると、アドバイスをするタイミングというのは大切だと思います。
何でもかんでも、気が付いた時に、すぐに口を出すようにしていると、生徒さんが自分で考える習慣がつかなくなってしまいます。いわゆる、指示待ち型の人間になってしまう可能性が高いのです。従って、効果的なタイミングでアドバイスをすることが大切だと思います。
では、効果的タイミングとは、いつでしょうか?
それは、間違えた問題を分析している時です。問題を間違えた時には、なぜ間違えたのか、という分析をしなければいけません。受験生の皆さんの間違い分析と、我々指導者の間違い分析が一致していない時がベストなタイミングだと思います。生徒さん自身の分析と違う切り口を提示してあげると、記憶に残りやすい『付随的な効果』が伴っているからです。
物事の流れには、タイミングがあります。そのタイミングをしっかりつかむことが大切だと思います。