勉強ができる?できない?
言葉というのは、様々な場面で、使い方が難しいと感じることがあります。
私には、周りに受験生がいらっしゃる方に、“そっか!そっか!”と気付いて、意識して使い分けていただくと嬉しく感じる言葉があります。
それは、『勉強ができる/できない』という言葉です。
勉強を教える側からすると、『勉強ができる/できない』ではなく、
『勉強をやってる/やってない』と考えています。
例えば、ある模試で、良い点が取れたり、取れなかったりした場合、
『(模試に向けて必要な)勉強をやってる/やってない』だと思います。
しかし、実際には『勉強をやってる/やってない』という状態なのに、
いつの間にか『勉強ができる/できない』という表現にすり替わっているのです。
では、『勉強ができる/できない』という言葉と、
『勉強をやってる/やってない』という言葉の響き具合は、どう感じられるでしょうか?
私には、『勉強ができる/できない』という言葉の方に、ネガティブなイメージが強く感じられます。
ほんのわずかな違いかもしれませんが、これが積み重ねっていくことで、大きな差になっていきます。
『自分はやればできる』と思っている人と『自分はどうせできない』と思っている人が、同じ課題を与えられた場合に、
ある困難に直面した時に、それぞれ、立ち向かうのか、それとも、逃げ出すのか?
私は、CSL予備校の生徒さん達には、受験に向けて、立ち向かう強い気持ちを持てるような指導をやっていきたいと思っています。